Yasuo YOSHIKAWA吉川 恭生


オルタナティブ スペース アタ"Alternative Space ATHA"は、2002年に京都寺町二条に、社会彫刻、すなわち芸術の社会における役割を模索し、実践する場としてオープンした。形態はレストランであり、バーであったが、そこにあったのは、未知との出会い、社会教育、先進的議論の場であったように思う。そのコミュニケーションの一つ一つが、あたかも彫刻を構成する要素のように、また、音楽を組み立てる様々な音のように、時間と共に社会に染み入って作品となり、作用と反作用を起こしていった。 ともすると、実作者は作品を介して「見てくれ」「聞いてくれ」と言わんばかりの個人的な責任の取り方をしてしまう。私が考えるに芸術は、社会に、意味のある精神的深みと喜びを与える責任を負っている。したがって、芸術家は、我々皆を取り巻く社会全体に対しての責任を負わなければと考える。 この実践の場は、6年間続けられたが、それぞれが、それぞれの実践の場へと展開していった。 このページは当事者として関わった人々の展開をフォローしながら、今、現代社会に必要とされているのは何かを考えてみたい。

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